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「ヒーラー 最高の恋人」の感想&考察

財閥系が多い韓国ラブコメの中で、父親が殺人犯で闇の中で生きてきた世間的には最低レベルの環境なのに、その中で一流で生き、世界観を変えていく「ヒーラー」は一見の価値ありです。

超イケメンのチ・チャンウクと超かわいいパク・ミニョンの姿を見るだけでも目の保養です。

アクションあり、ロマンスあり、コメディありミステリーありの盛りだくさんのドラマで見て損なしです。

作品情報 ★★★★☆

キャストチ・チャンウク
(ソ・ジョンフ/パク・ボンス)ヒーラー
アジアの貴公子
「君の名は」韓国版
 パク・ミニョン  (チョ・ヨンシン/オ・ジアン)「トキメキ☆成均館スキャンダル」
「キム秘書はいったい、なぜ?」
 ユ・ジテ (キム・ムンホ)祖父が著名な政治家
初長編監督作「MaiRatima」
放送期間2014年-2015年 
放送時間60分20回
演出イ・ジョンソプ「製パン王 キム・タック」「栄光のジェイン」
脚本ソン・ジナ「シンイ-信義-」

あらすじ 

闇の便利屋ヒーラーは顔を見られることなく依頼を完ぺきにこなすレジェンド。スター記者キム・ムンホの依頼を受け、インターネット新聞記者チェ・ヨンシンに近づく。DNA鑑定の次は夢を探るという依頼。彼女に興味を持ち始め、同じ新聞社で働き始める。ヨンシンは性接待を受け自殺しようとした売れない女優を助けたことから、性接待の現状を暴く為、取材に駆け回る。ムンホは彼女を育てる為、テレビ局をやめ、ヨンシンの新聞社を買い取り社長として闇の社会を暴こうとする。一緒に働いていく後輩がヒーラーとは気づかず、ヒーラーに惹かれていくヨンシン、ヨンシンに惹かれていき危険を冒しても彼女を守ろうとするヒーラー。そしてこの二人と深いかかわりのあるムンホ。3人が闇の世界に立ち向かっていく。

感想&考察

最初は分かりずらくて、主役のチ・チャンウクが美形だけど、好みじゃなくて何だか入り込めませんでした。ヒーラーって癒しの意味があると先入観を持ってみてしまったせいで頭の中がこんがらがる。闇の便利屋、ハッカー、記者、3話ぐらいで段々趣旨が分かってくるって、ちょっと遅すぎでしたが、嘘みたいに面白くなります。

幼い頃に親に捨てられ虐待に合いながらも健気に生きてきた彼女はかわいすぎる。チャンウクは美形だけじゃなくて演技は抜群にうまいし、恋していく過程が切なすぎて素敵すぎてドはまりしてしまいました。

誰が味方なのか敵なのか、どんどん深まる闇の世界。こんなに深い裏社会が本当にあるのか?本当にあるんじゃないかと恐怖すら感じます。そんな闇の世界に命を懸けて挑む主人公たち。信頼関係を築きながら、ネットをうまく使って暴いていく。最後は相手の裏をかき、死んでしまったと思ったヒーラーが生きていた部分にはほっとするやら感動するやらでした。御大を暴くところをもっと見たかったので、中間あたりの中だるみみたいになったところを短縮して最後を膨らましてほしい所でしたが、結末がハッピーエンド、ムンホも幸せになりそうでとっても満足な終わり方でした。

人に本気で恋し、人を信頼し、表社会で幸せになっていく姿は、生きる勇気や恋する楽しさ人、信頼する楽しさまで教えてくれる見ごたえありのドラマでした。

チ・チャンウクのカレンダー。毎日癒されます。

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