大迫選手、オリンピック6位入賞おめでとうございます!
NHKプロフェッショナルで大迫傑選手の特集がありましたが、大迫選手から出る言葉の深さは彼の偉大さを証明するものでした。
引退を表明し、あまりにも残念に思いましたが、次々と挑戦していく大迫選手の生き方に
子供達は是非触れてほしいです。
感銘を受けた言葉をご紹介します。
実業団に所属してマラソンや駅伝で活躍するのが一般的な日本で、プロに転向し海外でトレーニングを積む大迫選手。
けがをしたら選手として終わり、結果を出せなかったら終わりと言われてしまうアスリート。
収入は優勝賞金やスポンサーの契約金。家族がいる中での決断は大変なものだったと思います。
なぜ、そんなリスクを冒したか?
しかも周囲からは「きっと失敗する」と言われたそう。
俺どうなっちゃうんだろうくらいの緊張感や絶望が一つの成長、一歩踏み出す。
人と違う事をしている。人と違う成功の形を探している。一歩踏み出して乗り越えた時に、また違った世界が見える。
ストイックな大迫選手でも家族と離れたり、ケニアでの練習を淡々とこなしているわけではありませんでした。
今置かれている心地よい環境から離れることが挑戦。
チャレンジすること、もう一歩踏み出す事が自分の世界を広げる。
中学時代は先生のいう事をうのみにするような生徒だったそうです。試合で負けて、違う練習をしていればという気づきがあり進むべき道を自分で考え決断するようになったようです。
自分で考え、自分で決める。途中投げ出したくなっても責任感がある。
自分が後悔しないためには自分で決める。自分で決めたら進むしかない。
自分で決めて失敗して違う方法を自分で決めて試して、また失敗して試して成功する。
そのために挑戦し続ける。
人の嫌な事、人がやらないことをやるみたいなのがすごい大事。
少なくとも自分が正しいと思ってるんだったらやった方がいい。
レベルの高い選手に囲まれ、高地で心肺機能を強くし、整備されてないコースで走法が研ぎ澄まされ、体幹も鍛えられるケニア。
そんなケニアでの練習をコロナで断念することになった時には、
大切なのは「どこで」でではなく自分が何をするか。
新型コロナで振り回されたと言う風に思っていなくて、その場その場でその瞬間でこれがベストだと思う選択をしている。
物事は捉え方次第。
プロフェッショナルとは
新しい成功の形を探す愚かな人たち。
いいシステムがあるのに違う形で成功しようとするのか、そういう人たちこそが新しいものを作っている。そういう人たちがプロフェッショナルだと思う。
とてもたくさんの素晴らしい言葉たちでしたが、一番心に残ったのはこの言葉です。
恥をかくことが悪い事なんて思っていない、何もしないで恥をかこうともしない人。
恥をかかないようにかかないように失敗しないように一生懸命生きてきた自分。学校でも間違えるのが嫌で発表するのを躊躇したり。
こんな気持ちで生きていたら挑戦できないわけがないし成功もない。
引退したら、選手の育成に奔走されるのでしょうか。
世界で戦える選手を作りたい
新しい日本の陸上界の為に、世界の陸上界の為に彼の今後が益々楽しみです。