子育て 映画

映画「今日も嫌がらせ弁当」の感想

反抗期の娘のあるあるです。あるあるじゃないのは,

キャラ弁の完成度の高さ。これ実話だから本当にすごい。

あっという間に過ぎていく子育ての時期。反抗期の娘に腹は立つけど、この母も相当ウザい。私も娘にウザいとよく言われ、自覚しつつも、当たり前のことをやってきたつもりでした。この母のウザさを見て痛感しました。母はウザい。子育て一生懸命になりすぎて、娘にむかつくけどかわいくて不安で心配でどうしていいかよくわからない。そりゃウザくもなります。ここに一番共感しました。キャラ弁に共感なし、ただただ尊敬。

作品情報 ★★★★☆

監督脚本塚本連平
キャスト篠原涼子 芳根京子 松井玲奈(乃木坂46元メンバー) 佐藤隆太(劇団EXILE)
原作Kaori(ttkk) 『今日も嫌がらせ弁当』
主題歌フレンズ「楽しもう」
公開2019年6月28日
上映時間106分
制作国日本

あらすじ

八丈島にするシングルマザーが反抗期の娘と話をするため、娘の嫌いキャラクター弁当いわゆるキャラ弁を作る事を思いつく。キャラ弁を作っても相変わらず口も利かない娘だが、高校3年間作り続ける。娘が何かあった時に、シングルだからと思われないよう、夫がいた時と同じくらい幸せを感じられるよう必死で寝る間も惜しんで働く母。貧しくても子供との時間をつくろうとしたときには娘は反抗期で口も利かない。ウザい母、反抗期娘のバトル。

感動したところ

この話が実話に基づいた話だと言う事です。映画ではご主人が亡くなってシングルマザーという設定でしたが、実際は離婚した後にご主人はなくなったそうです。脳梗塞の話も実話ではなさそうです。ただ、反抗期の娘に嫌がらせのキャラ弁作ったのはまぎれもなく実話。ブログで今も更新されています。それが書籍化され映画化、絵本も出ています。映画のキャラ弁はプロだからと思っていましたが、実際の方がすごいかも。圧巻です。これを3年間も。尊敬します。

心に残った言葉たち

「やっと甘やかせてやれる、自分が甘えられると思ったのに反抗期」

子どもが小さいうちは、何かと時間に追われ、甘やかせてやりたかったと反省ばかり。ほんと気が付くと反抗期に受験。

毎日こんな親になれたらいいな、って思うんだけど、思うようにいかなくて落ち込んでばっかり、一人でちゃんと生きていけるような大人になれないかなって思うんだけど、つい感情的になっちゃって。後悔してばっかり。

むかつくんだけど、いとおしくていとおしくて、どうしようもなくいとおしくて。

なかな自分の子供にむかつくとはいいがたいけど、ホントむかつきますよね。チョットしたことで感情的になって我慢できない。冷静になると反省ばかり。この癖未だ治りません。

母のウザさ全開シーン

娘のノートを見てしまいポエムを書いていたことを知る。娘に見たか聞かれたのに「何?」って答えちゃう。

見てしまって、これ聞かれたら困りますね。人間関係壊れちゃいそう。

でも「何?」って言い逃れきついです。私だったらどういうかな?

 

娘の告白するところを見に行ってしまう。おまけに失恋した娘に慰めに生き、弁当に「人生に無駄な事はない」なんてメッセージ入れちゃう。

娘がハッピーになるところは見たいですもんね。でも娘の失恋に親が出ていくのは痛すぎます。しかも「人生に無駄な事はない」って親に言われたくない。しつこくこのメッセージ伝えますが、聞く耳持たず、ただただウザいだけ。

でも最後にはこのメッセージ深いなって思いました。子供に本当に伝えたいことはウザがられてもしつこくても伝えるべきだなって思いました。人生の中で響くときがくるかもって思えます。

まとめ

子供の反抗期に悩んでいたら、この映画救いになります。

反抗期の内容はそれぞれ違いますが、母の態度とか参考になります。こんなんでいいの?って思えるし、自分ってマシかもとちょっと心が軽くなるかも。ただしキャラ弁でこの映画の母と張り合ってはいけません。人は人、子供との接し方は自分らしくいけばいいのです。そこさえ間違えなければ母としてとても参考になる生き方だと思います。

 

「今日も嫌がらせ弁当」はアマゾンプライムで見れます。

原作となった書籍です

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